化粧水やクレンジングを使用しない方でも毎日の洗顔はかかさず行う方が多いと思います。
毎日行う洗顔だからこそ、正しい方法でやり方を知らないと思わぬ肌トラブルの原因に。
この記事では洗顔の正しいやり方を解説していきます。
そもそも洗顔の役割とは?
洗顔には主に2つの役割があります。
一つ目は「肌に付着した汚れを落とす」ことです。
普段生活していると様々な汚れが肌に付着します。
目に見える汚れはもちろん、「排気ガス」「ホコリ」「花粉」など、目には見えない汚れも肌に付着してしまうため、それらの汚れを適切に落としきるために洗顔が必要になります。
二つ目は「古い角質を洗い流す」ことです。
お肌は常に古い細胞から新しい細胞に生まれ変わっています。この細胞が生まれ変わる仕組みのことをターンオーバーと呼びます。

ターンオーバーによって肌の表面には古い角質が溜まっています。
洗顔ではこの古い角質を取り除いてあげる必要がありますが、間違った洗顔を続けていると古い角質が洗い流されず、肌のざらつき、くすみの原因になります。
間違った洗顔をするとどうなるのか?
私たちのお肌の表面には外界からの異物の侵入や、肌の水分を整えてくれる、「バリア機能」が存在しています。
その役割を担っているのが皮脂です。
間違った洗顔をすることで必要な皮脂まで洗い流してしまうため、バリア機能が低下し、様々な肌トラブルを引き起こす原因となります。
また、普段は肌を守ってくれる皮脂ですが、皮脂は時間が経つと酸化してしまいます。
皮脂が酸化すると肌の細胞も酸化。その結果、ニキビ、シミなどの原因になってしまいます。
健康なお肌にとって必要不可欠な皮脂ですが、残しすぎていても肌に悪影響なので、適切なサイクルで洗い流してあげる必要があります。
洗顔を行う際のNG行動
洗顔の役割・効果がわかったところで、洗顔を行う際のNG行動を見てみます。
泡を立てないで使用する
肌にとって摩擦などの刺激は禁物です。しっかりときめ細かな泡を立てて、泡で肌を洗うイメージで行いましょう。
また、きめ細かな泡は触れただけで肌に付着した油汚れを吸収し、洗浄してくれます。
お湯の温度が高すぎる
お湯が熱いと必要な皮脂まで流れてします。33~35℃くらいのぬるま湯を使用しましょう。
水が冷たすぎる
逆に水が冷たすぎるのも良くありません。「水が冷たいと毛穴が引き締まる」といったイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、毛穴が引き締まるのは一時的な効果であり、皮脂の汚れ、毛穴の汚れをしっかり洗い流せなくなってしまいます。
清潔なタオルを使っていない
洗顔後の肌はとてもデリケートな状態です。
使用済みのタオルには雑菌が付いている可能性もあり、そのまま使用してしまうとデリケートな肌に雑菌が繁殖してしまう可能性もあります。
また、ゴシゴシと顔を拭いて摩擦を与えるのもNGです。
正しい洗顔の手順
33~35℃くらいのぬるま湯で予洗いをします。
しっかりときめ細やかな泡を作ります。上手に泡を作れない場合は泡立てネットを使用しましょう。
お肌にとって摩擦はNGです。優しく丁寧に洗いましょう。洗う時間は20秒〜30秒が目安です。
33~35℃のぬるま湯で洗い流します。特に生え際やフェイスラインには泡が残りやすいので、洗い残しに注意しましょう。
清潔なタオルで丁寧に拭き取りましょう。また、ゴシゴシするなどの摩擦は肌にとって悪影響です。
洗顔後はすぐに保湿を
洗顔後の肌はとてもデリケートな状態です。そのまま放置してしまうと乾燥してお肌の状態が悪化し、せっかくの洗顔が無駄になってしまいます。
洗顔直後から肌の水分蒸発がはじまってしまうため、洗顔後はすぐに保湿をおこない、肌の水分を閉じ込めましょう。
